こんなの無理だよ。アクリルキーホルダーの納期にお困りの方に教えたい、グッズ選び・提案のコツ
「明日までにアクリルキーホルダー10,000個納品できる?」
グッズ業界にいたらこんな、難しい納期相談を受けたことがある人も多くいると思います。
今回は、無茶なスケジュールでグッズ納品を頼まれた営業職のあなた、タイトなスケジュール、少ない費用でグッズの企画を立てる必要がある企画職のあなたにアクリルキーホルダー、アクリルスタンドといった人気グッズの製作における、3つの攻略法をお届けいたします!
これで隣のライバルに差をつけられること間違いないので、是非最後までお読みくださいませ。
この記事を読むのに必要な時間は約5分です。
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アクリルキーホルダーの製作工程
まず、アクリルキーホルダー、アクリルスタンドがどういった工程で作られているのかから説明させていただきます。
①印刷:機材
リアライズでは、508mm×330mmという定型サイズの透明アクリル板へUVインクジェットプリンターで印刷を行います。
※印刷面カットが必要な場合は、表面を乾燥させる工程が入ります。
②カット:機材
先程、UVインクジェットプリンターで印刷したアクリル板をカットラインを元にレーザーカッターでカットしていきます。
③検品:人力
この時点で印刷ミスがないか、カットに不備がないかを確認いたします。
④接続パーツ付け:人力
ナスカン、ストラップ、ボールチェーンといったご希望の接続パーツを手作業で付けていきます。
⑤個別包装:人力
アクリルキーホルダー、アクリルスタンドといったアクリル系商材は傷が付きやすい商品なので
必ず個別包装をして納品をさせていただいております。この時、目隠し包装が希望の場合はアルミ蒸着袋(銀色袋)への変更なども行っております。
⑥検品:人力
最終検品を行い、全行程が終了となります。
12種類を1BOX入れなどの特殊アッセが必要な場合は、ここから指示事に作業を行っていきます。
※特殊アッセが気になるあたなにおススメの記事※
アクリルキーホルダーはこのような工程で作られており、
全行程を足すと約10営業日が必要となっております。※1000個程度製作の場合。
どうしても人の手で作業をしないといけないパートが多く、数あるグッズの中でも、アクリルキーホルダー、アクリルスタンドはマンパワーが必要なアイテムとなっております。
製作工程をきちんと理解することで、この案件はいけそうなのか、難しいのか工場に相談をする前に頭の中で計算が立ちますよね。端から難しい案件なのか、そうでないのか、知っておくだけで心の余裕も変わってくると思いますので、是非覚えていただけますと幸いです。
それでは、グッズ選び・提案のコツの説明にいきたいと思います。
ポイント① アクリルキーホルダーのサイズを見直してみる。
アクリルキーホルダーのサイズを小さくすると、値段が安くなると同時に「納期も短くなる」といったメリットがあげられます。
70×70mm角のアクリルキーホルダーじゃ間に合わないけど、
30×30mm角のアクリルキーホルダーならなんとか間に合うかも、
といったケースもこれまで多々ありました。
アクリルキーホルダーの製作総数をどうしても変えられないという場合は、
アクリルキーホルダーのサイズを調整してみるといいかもしれないですね。
ポイント② アクリルキーホルダーの接続パーツをボールチェーンにしてみます。
アクリルキーホルダーの製作で最も製作日数がかかっていることのひとつに「接続パーツ(ナスカン)付け」があげられます。
どうしても手作業でしかできない製作パートであり、マンパワーを必要とします。また、器具を必要とする作業なので器材の数といった制約もでてきてしまいます。必然的に1時間あたりにできる数も限られてきてしまい、思ったよりも日数がかかってしまう要因となっております。
そこで提案をしたいのが、ナスカン・ストラップといった接続パーツをボールチェーン投げ入れ(※投げ入れとは、アクリルキーホルダーに取り付けず、本体と一緒にOPP袋へ同梱することを指します)に変更することです。
アクリルキーホルダーの接続パーツをボールチェーンへ変更することで製作日数を短くすることが可能です!
ポイント③ アクリルキーホルダーの提案をアクリルスタンドにしてみる。
「アクリルキーホルダーの提案をアクリルスタンドにするなんて、コストが上がっちゃうじゃないか!」そう思われる方も多くいらっしゃると思います。
しかしリアライズでは、予想以上に金額の変更なくアクリルスタンドのご提案することが可能なのです! どうすればそんなことが可能なのでしょうか。ポイントは2つあります。
ポイント1 枠なしアクリルスタンドにする。
アクリルスタンドというと枠の中に、本体と台座がセットで入っているものを想定されると思いますが、あの仕様では高く付いてしまいます。
コストを抑えたいのであれば、枠なしアクリルスタンドで梱包を本体、台座セット包装にすることをおススメいたします。枠なしにすることで、使用するアクリル板の面積が減り必然的にコストを下げることが可能になります。
ポイント2 台座に印刷をしない。
台座に印刷をしないことで印刷の費用をぐっと抑えることが可能です。
例.
アクリルキーホルダー サイズ:50mm角 数量:1,000個 @180円
アクリルスタンド サイズ:50mm角 数量:1,000個 @186円
と、6円の違いでアクリルキーホルダーをアクリルスタンドにすることが可能です。
また、アクリルスタンドにすることで接続パーツの取り付け作業の工程が省けるので
納期的にも余裕を持たせることが可能になります。
台座に印刷をしていなアクリルスタンドサンプルを用意しております。
実際に見てご判断いただけますと幸いです。
※無地台座アクリルスタンドサンプル注文フォーム※
アクリルスタンドだとコストが大幅に上がってしまうと思われている方も多いと思います。しかし、ちょっとしたコツでアクリルキーホルダーとほとんど変わらない金額で作ることが可能となっております!
まとめ
いかがでしょうか。今回の「アクリルグッズの選び・提案のコツ」おさらいをしておくと、
・サイズを小さくした場合の納期、コストを確認しておく。
・接続パーツをボールチェーン投げ入れにした際の納期、コストを確認しておく。
・アクリルスタンドの見積書も一緒にもらっておく。
という3点になります!
通常のアクリルキーホルダー、アクリルスタンドといったグッズ製作相談の際にこれも合わせて聞いておくと提案の幅が広がり、いろいろなケースに対応することができますよ!
是非、この機会に使ってみてください!
株式会社リアライズ代表、佐藤正裕のツイッター元気に更新中です。
創業からの11年で得た知見や良い仕事をし良い人生を送るためのアイデアをつぶやいています。
仕事ができる人は頭が良い人ではありません。ではどんな人か?一緒に探していきましょう!