缶バッジのデザインはここに注意して! 基本だが、陥りやすいポイントの解説。
前回お送りさせていただきました「缶バッジ製作会社の選び方って?3つのポイントをまとめてみました」はいかがでしたでしょうか。
缶バッジ製作会社を選ぶ際に注意しなくてはいけないことがなんとなくご理解いただけたかと思います!
今回は缶バッジ製作会社が決まった後、実際に製作をする時の注意点をご案内させていただきます。
「俺はデザインしないし、テンプレート入れはしないから関係ないな!」
そうお考えのそこのあなた。この画像だとバッジにした時に見栄えが悪くなりますなんてことが多々ありますので、何故そうなってしまうのか、どうすればいいのか。ご理解いただければと存じます。
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缶バッジ製作に必要なデザインテンプレートの説明
まず、製作時に必ず必要となるテンプレートの見方、注意点をご説明いたします。ディテールは違えど、どの業者様に発注する際でもテンプレートを使用することになりますのでご覧ください。
テンプレートは、『頂点』『実線』『点線』の3要素で構成されています。
※頂点・実線は製作で使用するものになりますので、削除しないようお願いいたします。
『頂点』は、天地を認識するのに必要なものになります。テンプレートでは真上についておりますので仕上がりイメージそのままデザインを入れていただければ問題ございません。
『実線』は、印刷紙のカットラインになります。ここまで色を塗たすことを推奨いたします。
『点線』は、仕上がりサイズと認識いただいて問題ございません。点線より内側の部分は、缶バッジの表面にあたり、缶バッジを正面から見た際に目視できる部分を指しています。※最大0.7mm程度の誤差はございます。
『実線』と『点線』の間の部分は『巻代(マキシロ)』と呼ばれ缶バッジを作った際には、フチにくる部分となります。
では、『実線』『点線』に注意しないで製作した場合どういった仕上がりになるのか確認をしてみましょう。
まず、3種類のテンプレートに入れた状態のデザインをご紹介いたします。
こちらを製缶するとしたの写真のようになります。
左のバッジは、巻代(マキシロ)に色がついていません。
一方、右のバッジは巻代(マキシロ)まで綺麗にプリントがされています。
塗たしを「する」、「しない」でこういった仕上がりの差が生まれます。
缶バッジのデザインサイズに注意!
リアライズでは、25mm缶バッジ、32mm缶バッジ、38mm缶バッジ、44mm缶バッジ、57mm缶バッジ、76mm缶バッジ、150mm缶バッジ、37mmスクエア缶バッジ、40mmスクエア缶バッジ、70mm×45mm楕円形缶バッジ、53mm×78mm長方形缶バッジ、44m×70mm長方形缶バッジ、53mm×78mm角丸長方形缶バッジ、44mm×70mm角丸長方形缶バッジの14サイズ展開をしております。
どのサイズもテンプレートの『実線』が仕上がりサイズではなく、『点線』が仕上がりサイズに一番近いものとなっています。57mm缶バッジを製作したい場合、デザインサイズは一回り大きい66.69mm必要となります。
また、製作時にご注意いただきたいのは解像度です。解像度があまりに小さいものだと仕上がりがぼやけてしまう可能性がございます。ご安心して製作いただけるように弊社では、実寸サイズで350dpiを推奨しております。
レイヤー分けに注意!
弊社でご用意しているテンプレートの『点線』はデザイン時に分かりやすくする為に用意しているものになります。実際に製作する際には取り除いて印刷を行います。この『点線』をデザインと一緒にラスタライズ(画像化)してしまいますとこちらで取り除くことができなくなってしまいます。必ず、テンプレートのレイヤー分けをいじらずにご製作いただけますようお願いいたします。
再入稿が発生してしまった場合、最悪納期に間に合わなくなってしまう可能性がございます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。基本的なことではありますが、これで仕上がりが左右されると言っても過言ではございません。
次回は、缶バッジ製作時に問題となりやすい色味について「色味はここに注意して! 缶バッジ製作時の注意点」。といった内容をお届けいたします。
「ここまで読んだけど、分からないから全部任せたい」
お任せください。弊社ではデザイナーによるデザインサポートも行っております。お気軽にお申し付けくださいませ。
それでは、いい缶バッジライフをお送りください!
株式会社リアライズ代表、佐藤正裕のツイッター元気に更新中です。
創業からの11年で得た知見や良い仕事をし良い人生を送るためのアイデアをつぶやいています。
仕事ができる人は頭が良い人ではありません。ではどんな人か?一緒に探していきましょう!